主張

断じて容認できぬラブロフ露外相の暴論 岸田外相はなぜ「前向きな議論」と言えるのか?

 5月下旬には安倍首相が議長を務める伊勢志摩サミットが開かれる。首相はウクライナ問題も議題に取り上げるというが、プーチン氏との会談で妥協は禁物だ。

 日本が、ともに対露制裁を続ける欧米との足並みを乱せば、南シナ海で軍事拠点化を進める中国に対する国際連携にもほころびを生じさせかねない。まして、クリミア併合は「力による現状変更」という点で、北方領土問題と同根であることを忘れてはならない。

 外相会談では首相訪露の後、両国高官による平和条約締結交渉を早期に行うことでも合意した。

 安倍首相には、北方四島返還こそが平和条約の大前提との原則をプーチン氏に突きつけてもらいたい。曖昧な姿勢は許されない。