衆院北海道5区補選

熊本地震は与野党一騎打ちの接戦にどう影響するか? 与党は旧民主党政権との違いを強調

 とはいえ、自民党公認候補と一進一退の攻防を繰り広げている補選は、野党共闘の成否を左右する「絶対に落とせない選挙」(民進党幹部)。「安倍政権対市民」を前面に出し、政党色を薄める戦略だ。「政党は黒子」(社民党の吉田忠智党首)に徹することで、与党側の野合批判をかわす狙いもある。

 だが、「政党隠し」は12日の告示早々、足並みが乱れる始末。池田氏の街頭演説では、「共産」と書かれたメガホンを手に声援を送る聴衆が目立った。共産党の「前のめり」ぶりに、陣営側は「『次からは注意してください』とクギを刺した」ほどだ。

 終盤戦に向けて、4党の応援弁士がそろって演説するかどうかでも足並みがそろわない。4党は15日の幹事長・書記局長会談で、4党の幹事長級が池田氏の応援に入る方向で一致した。しかし、4党が勢ぞろいし、共闘を演出する合同演説会が望ましいとする共産党に対し、党内に「民共」共闘に慎重な保守系議員を抱える民進党は難色を示し、温度差が浮き彫りになっている。(豊田真由美、岡田浩明)

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