「若いころはこれくらいやれば結果が出るだろうという甘えもあった。今回は当時より練習を積んで臨んだ」
宇都宮は、昭和60年代~平成初期、日本バーテンダー協会の競技大会で10年間に6人の総合優勝者を輩出し、実力者がひしめく。が、「最近は銀座にやられっぱなし。カクテルの街といっても、このままでは他の街に抜かれてしまう。時次代を担う20、30代に奮起してもらいたい」(大塚さん)
今回の優勝は、後輩たちに挑戦する姿を見せることができた。これまで大会とは無縁だっが30代の後輩も、「(出場を)考えてみます」と言ってくれた。大塚さんは、そのことを最も喜んでいる。