元宝塚・凰稀かなめが女優デビュー 「1789-バスティーユの恋人たち-」 「自分のマリー」で心をつかむ

「役を引きずるタイプ」とマリー・アントワネット役に入り込む凰稀かなめ(前川純一郎撮影)
「役を引きずるタイプ」とマリー・アントワネット役に入り込む凰稀かなめ(前川純一郎撮影)

 フレンチ・ロック・ミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」(小池修一郎潤色・演出)が5月15日まで、帝国劇場(東京都千代田区)で上演中だ。18世紀末のフランスで革命に身を投じる農民を軸に描く作。仏王妃のマリー・アントワネットを、花總(はなふさ)まりとダブルキャストで演じる元宝塚歌劇団宙(そら)組トップスターの凰稀(おうき)かなめ(33)が女優として初舞台となる今作を語った。(橋本奈実)

 宝塚を退団して1年超。「公の場では初」というミニのワンピース姿の凰稀は、在団中から中性的な魅力を持つ男役であり、スムーズに美しい女性になったようだが…。「女性っぽいポーズは、まだ私自身が(違和感があり)気持ち悪い。中身を変えるのは難しいです」と笑う。

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