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天皇、皇后両陛下は15日、前日の熊本地震で多大な被害が出たため、この日予定していた静岡県訪問を取りやめられた。地震の犠牲者への哀悼と被災者への見舞い、災害対策に従事している関係者へのねぎらいのお気持ちを、河相周夫侍従長から熊本県の蒲島郁夫知事に伝えられた。
本来はスペイン国王のフェリペ6世が国賓として来日し、両陛下は15日に静岡市で行われる日本とスペインの交流行事に同行する予定だったが、国王の来日が中止となり、両陛下だけで行事に参加されることになっていた。
両陛下は地震で多数の死傷者、避難者が出るなど県民生活に大きな被害が生じていることに心を痛めており、朝晩に冷え込む時期でもあることから被災者らの健康状態も案じられているという。
一方で、出迎えの準備を進めていた交流行事の関係者らのことを気遣うお気持ちも、静岡県の川勝平太知事に伝えられている。