酒井充の野党ウオッチ

無所属なのに党役員ってどういうこと? こんな脱法行為を是とする民進党に立憲主義を掲げる資格があるのか

 「比例代表選出議員が当選後、他の政党に移動することについては、選挙に示された有権者の意思と全国民を代表する議員の地位をめぐって、国会をはじめ学界、マスコミ等各方面で種々論議のあったところであります。これらの論議を踏まえ慎重に検討した結果、本案は、衆参比例代表選出議員が当選後、当該選挙で争った他の政党等に移動することは、有権者の意思に明らかに背くものであることから、これを禁止することといたしております」

 さらに、鈴木氏は「比例選出議員が、選出された選挙における他の名簿届け出政党等に所属する者となったときは、一定の場合を除き、退職者となることとしている」と指摘していた。鈴木氏は「一定の場合」として、この記事の冒頭で触れた「例外」の事例も説明したが、政党を移動した議員はあくまで「退職者」となることが、このときの改正の趣旨なのだ。

 国会法改正案の衆参両院の委員会での実質審議はそれぞれ1日だけで、採決では当時の民主党を含め与野党が全会一致で賛成した。つまり全党が、法の趣旨に賛同したといえる。

 ところが現状はどうか…。「有権者の意思に明らかに背く」として「原則禁止」に賛同したはずの国会議員が、「例外」という抜け道を最大限活用して頻繁に政党を移動している。

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