酒井充の野党ウオッチ

無所属なのに党役員ってどういうこと? こんな脱法行為を是とする民進党に立憲主義を掲げる資格があるのか

 川田氏をのぞく4人は夏の参院選で改選を迎える。真山氏は参院選神奈川選挙区に「国替え」出馬する見通しで、小野氏ら3人は比例代表で出馬する予定だ。だが、比例代表は政党が候補者の名簿を提出して争うので、「無所属での比例候補」は存在し得ない。改選を迎える小野氏ら参院議員の任期満了は7月25日。参院選の投開票日は7月10日が有力視され、告示は6月中となる見込みだ。無所属のままでは民進党公認として戦えないので、小野氏らが民進党から比例代表で出馬するためには告示前に辞職する必要がある。

 つまり、国会法の規定で民進党に参加でないとはいえ、いずれ「民進党公認」で参院選を戦うのだから、今から「民進党の議員として扱う」という意図があったと推測される。晴れて当選した暁には、堂々と党所属参院議員として迎えるのだろう。

 そこで「苦肉の策」として編み出したのが、党規約の付則の「経過措置」という項目だった。そこには次のように明記してある。

 「本規約にかかわらず、2019年9月末日までの間、共同会派に所属する国会議員で、本党所属議員でない者に、役員又は役職を委嘱し、両院議員総会の決議に基づき両院議員総会における議決権を付与することができる」

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