福岡在住の達人、川上光正さん「ヨガ文化の普及を」

ヨガの奥深さについて語る川上光正さん
ヨガの奥深さについて語る川上光正さん

 古代インド発祥のヨガを普及させようと、福岡を拠点に精力的に活動する「ヨガの達人」がいる。川上光正(みつまさ)さん(77)だ。14日には福岡市で主宰するヨガ教室で、都内から来た関係者と「日本インドヨガ文化連盟」の創設に向け、意見交換した。

 ヨガは紀元前2500年ごろのインダス文明に起源があるとされる。宇宙との調和を目指し、呼吸を整え、瞑想(めいそう)の世界に入ることで、心身の安らぎを得ようとする。

 川上さんは昭和13年、長崎県平戸市に生まれた。32年からヨガの修行を始めた。47年には国際ボディビル連盟公認の「ミスタージャパン日本選手権大会」で総合優勝し、時の人となった。そのころ、心理療法の研究も始めた。

 58年には全インドヨガ文化協会から、日本人で初めて「ヨガ サムラット(ヨガの王)」の称号を受けた。

 何年も鍛錬する中で、常識では測れない力を身に付けた。昨年1月に出演したNHK番組「ためしてガッテン」では、瞑想中に頬や胸を洗濯挟みで挟み、2人がかりで引っ張っても痛みを感じず、平然とする様子が放送された。

 川上さんは「ヨガは精神哲学だ。特に、リーダーは人間が本来備えるべき精神の根源とは何かを、もっと学び、知るべきだ」と語る。中小企業の経営者らに対し、潜在的な能力開発について「経営心理コンサルタント」としてアドバイスしている。

 2014(平成26)年、国連が6月21日を「国際ヨガの日」と定めた。インドではヨガ・アーユルベーダ省が創設された。

 世界的にヨガへの関心が高まる中で、川上さんは「脈々と受け継がれるヨガ文化を、学校現場など日本でもっと広めたい」と語った。今後、普及団体づくりにも取り組む。

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