北朝鮮、新型ミサイル「ムスダン」初めて発射 失敗か

 【ソウル=藤本欣也】韓国軍合同参謀本部によると、15日午前5時半(日本時間同)ごろ、北朝鮮の日本海岸地域から、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500~4千キロ)とみられるミサイル1発が発射されたが、失敗したもようだ。ムスダンの発射であれば初めて。北朝鮮最大の祝日である同日の太陽節(金(キム)日(イル)成(ソン)主席生誕記念日)に合わせて発射したとみられる。

 韓国軍では、北朝鮮がミサイルの追加発射や核実験などを強行する可能性もあるとみて、警戒・監視を続けている。北朝鮮は航行禁止区域を設定していなかったとみられる。

 聯合ニュースは韓国政府筋の話として、車両発射台に載せたムスダン1、2基が東部の元(ウォン)山(サン)付近に3月下旬から展開されていると報じていた。

 ムスダンはグアムなど太平洋地域の米軍戦略拠点を標的に開発。韓国軍は、すでに約50基が実戦配備されたとみている。

 北朝鮮がミサイルを発射するのは、今月1日、短距離の地対空ミサイル3発を日本海に向けて発射して以来2週間ぶり。このときも2発が失敗したとみられている。北朝鮮最大の祝日での発射失敗が事実であれば、関係者の厳しい処罰は避けられないとみられる。

会員限定記事会員サービス詳細