熊本県菊池郡出身の宝塚歌劇団宙(そら)組男役スター、真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんは、同県で震度7を観測した地震から一夜明けた15日、兵庫県宝塚市の同劇団で取材に応じ、故郷で暮らす両親や祖母の無事を確認したことを明かした。
地震発生を知った14日夜、家族に連絡をとったがなかなかつながらなかった。「連絡がつくまでは、携帯電話を持ってずっとテレビの前にいました。やっと電話がつながったとき、母は『余震がすごい』と話していました」という。地震発生当時、真風さんの母親らは車で外出しており、1人暮らしの祖母を案じ、祖母を連れて帰宅したという。
幸い実家に大きな被害はなく、ライフラインも無事だったそうだが、家の中はいろいろな物が倒れていたと聞いた。「子供の頃、よく行った熊本城の石垣が崩れたことも驚きました。まさか崩れるなんて」。地元の友人も連絡が取れたが、「同級生みんなとは取れていないので…」と話した。
14日夜は真風さんの実家を案じた友人たちから、多くのメールが届いたという。