韓国与党惨敗

朴槿恵大統領の妹は落選 知日派の金碩基氏当選

 【ソウル=藤本欣也】韓国総選挙に比例代表から出馬していた朴槿恵大統領の妹、槿令氏(61)が落選した。夫が総裁を務める小政党「共和党」の唯一の比例候補だった。韓国の核武装などを主張していたが、政治経験なども少なく、票が集まらなかった。

 ソウル鍾路区では、大統領選候補との呼び声もあった与党、セヌリ党の呉世勲前ソウル市長が得票率40%で、最大野党「共に民主党」の候補(同53%)に敗れた。大邱市の選挙区では、朴大統領と対立して、セヌリ党からの離党を余儀なくされた劉承●(=日へんに文)氏が無所属で立候補、76%の得票率で大勝した。

 慶尚北道慶州市の選挙区では、セヌリ党の金碩基氏が得票率45%で当選した。金氏は駐大阪総領事などを務めた知日派として知られる。一方、韓日議員連盟会長代行の金泰煥氏はセヌリ党の公認からもれ、無所属で亀尾市から出馬したが、同党の公認候補に敗れた。

 野党対決となった全羅北道全州市の選挙区では、国民の党の鄭東泳氏が約1千票の僅差で当選。南北軍事境界線に隣接する京畿道坡州市の選挙区では、セヌリ党の黄震夏事務総長が、共に民主党の候補に敗れた。