【軍事ワールド】銃弾をラップで防ぐ!…フィリピン・マニラ空港、「弾丸恐喝」の〝闇〟 英雄パッキャオが参戦(2/5ページ) - 産経ニュース

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銃弾をラップで防ぐ!…フィリピン・マニラ空港、「弾丸恐喝」の〝闇〟 英雄パッキャオが参戦

 被害の一例をあげると、昨年9月18日にはフロリダ在住の米国人宣教師(当時20歳)がマニラ空港第4ターミナルにおいてX線検査で荷物内の銃弾を発見された。X線検査担当の職員から「黙っていてやるから金を払え」などと3万フィリピンペソの「口止め料」を要求されたが、宣教師は支払いを拒否。6日間拘留されたうえ、保釈金を支払う羽目となった。

 別の日本人は、銃弾が自分のものではないとして口止め料の支払いを拒否したため逮捕、書類送検され、4万ペソの罰金を支払わされたという。被害者には、どう考えても銃弾と縁のないフィリピン人の主婦もいた。

 また、裁判のなかで「口止め料を支払えば見逃してやると言われた」と職員の違法行為を明らかにする被告も続出。空港を管理運営するマニラ空港公団は昨年10月1日、乗客の手荷物検査を行う運輸省派遣の係官25名を停職処分にした。

犯行の手口

 直後の同月30日には大統領府より声明が発表されたが、その内容は「マニラ空港のX線検査において、銃弾の所持を理由に口止め料を要求される恐喝事件が相次いでいるが、マニラ空港の利用を恐れる必要はない」というもの。大統領周辺は、この問題を野党が格好の政府攻撃材料にしているとみて「批判されているほど大きな問題ではない」と主張したのだ。