【軍事ワールド】銃弾をラップで防ぐ!…フィリピン・マニラ空港、「弾丸恐喝」の〝闇〟 英雄パッキャオが参戦(1/5ページ) - 産経ニュース

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銃弾をラップで防ぐ!…フィリピン・マニラ空港、「弾丸恐喝」の〝闇〟 英雄パッキャオが参戦

 フィリピンのマニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)で、常識外れの銃弾戦が繰り広げられている。空港職員が乗客の荷物に故意に銃弾を押し込み、直後のX線検査で見つけ「銃弾の機内持ち込みは違法行為だ」として見逃す代わりに現金を要求する「弾丸恐喝」が多発しているのだ。空港利用客は弾丸の挿入を防ぐため、食品包装などに使われる透明のラップで荷物を守るという。セブ島をはじめとした観光名所を抱える南国の島で何が起こっているのか。(岡田敏彦)

銃弾をこっそり荷物に

 米CNNテレビ(電子版)などによると、マニラ空港では少なくとも昨年はじめから、空港職員が乗客の荷物にこっそり銃弾を入れておく不正行為が横行し始めた。

 自分の荷物に銃弾が入っているなどとは露知らず、荷物のX線検査を受けると、職員がこれ見よがしに銃弾を見つけ、「機内に銃弾を持ち込むのは犯罪だ」などと脅迫。見逃すことと引き替えに現金を要求するというものだ。同様の被害は昨年1月から11月までの間に、発覚しただけで30件にのぼったという。

 現地報道によると、要求される金額は2万~4万フィリピンペソ。日本円で約4万9千円~9万8千円だ。支払いを拒否した場合は危険物持ち込みの容疑で犯罪として摘発され、留置のうえ裁判により同額以上の罰金を支払う羽目になる。特に狙われるのは乗り継ぎ客で「予定の便に乗れないくらいなら、払った方がまし」と泣く泣くお金でカタをつけるのだという。