中国を起点に陸路と海路で欧州に向けてインフラを整備し、経済圏を構築していくとの習近平指導部による「新シルクロード(一帯一路)構想」に沿ってAIIBも融資案件を決めていく可能性も指摘される。
高速鉄道や港湾設備、原発や製鉄所などの設備をアジア周辺国に建設する案件が有力だが、中国国内で過剰となった生産設備や鉄鋼などの在庫をAIIB融資で輸出に回す狙いも見え隠れする。中国がAIIBを自国に有利なように恣意(しい)的に運用しているとみなされれば、国際社会からの批判も高まりそうだ。
中国を起点に陸路と海路で欧州に向けてインフラを整備し、経済圏を構築していくとの習近平指導部による「新シルクロード(一帯一路)構想」に沿ってAIIBも融資案件を決めていく可能性も指摘される。
高速鉄道や港湾設備、原発や製鉄所などの設備をアジア周辺国に建設する案件が有力だが、中国国内で過剰となった生産設備や鉄鋼などの在庫をAIIB融資で輸出に回す狙いも見え隠れする。中国がAIIBを自国に有利なように恣意(しい)的に運用しているとみなされれば、国際社会からの批判も高まりそうだ。