指紋認証でお得サービス ハウステンボスが電子マネー導入 長崎 - 産経ニュース

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指紋認証でお得サービス ハウステンボスが電子マネー導入 長崎

指紋を登録して現金をチャージするハウステンボスの電子マネーシステム
指紋を登録して現金をチャージするハウステンボスの電子マネーシステム

 ■手ぶらでレストランなど利用OK

 大型リゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)が指紋認証による電子マネーを導入し、新たなサービスとして拡大を目指している。指紋を登録し、あらかじめ入金(チャージ)しておくことで、財布やICカードを持たずにレストランや土産店を利用できる。 

 指紋認証による決済サービスは、テーマパークでは全国初という。

 利用者は、「入国インフォメーション」か会員受け付け窓口で電話番号と指紋を登録し、現金を入金し、園内で使える電子マネーとする。

 電子マネーの単位は「テンボス」とした。チャージ金額に応じて5~6%を還元する。例えば1万円をチャージすれば1万600テンボスになり、600円分お得に使える。

 残高はシステム上で管理され、会計時に指紋読み取り機に指を触れるだけで、支払いが完了する。有効期限はチャージから3年間で、追加のチャージもできる。カードや暗証番号は不要。

 指紋や顔、目の虹彩などで個人を特定する生体認証システムは、利用が広がる。一部の銀行ではATM(現金自動預払機)での導入も進む。

 HTBは最先端の技術を駆使した観光ビジネス都市を目指しており、ベンチャー企業が開発した生体認証システムを採り入れることにした。年間パスポートの会員限定で昨年10月に試験導入し、月40~50件の利用があるという。

 現在は園内約70店舗のうち30店舗で利用できる。利用状況をみながら、拡大するという。

 同社の広報担当者は「ハウステンボスが新事業の孵化器となって、生体認証など新たな技術を広げていきたい」と語った。(高瀬真由子)