文章だけじゃない「自分史」 絵や写真で表現、ITを活用

 絵はスキャナーでパソコンに取り込み管理している。本の編集は、グラフィックデザイナーで妻の敬子さん(72)が担当した。新見さんの自分史は評判を呼び、生涯学習のトークライブなどに引っ張りだこ。「見た人からは、『絵だと思い出が鮮明によみがえる』と喜んでもらっています」と話している。

つぶやきを一冊に

 自分史活用推進協議会は、自分史作りのサポートをしている。前田義寛代表理事は「ITをうまく活用して自分の半生を記録する人は増えています」と話す。

 前田代表理事によると、ITを使った自分史としては、ツイッターでのつぶやきを一冊にまとめる▽自分の半生について語る様子をビデオで撮影してインターネット上に公開▽撮りためた写真に文章を添えてスライド形式にしたDVDを作成-といった手法があるという。「ITを活用すると、費用を抑えることができます」とメリットを話す。

 会社の代替わりに際して経営者が執筆したり、叙勲の祝賀会で配布したりするなど社会的な成功体験をまとめる人が多い。その一方で「趣味や交友関係、家族の話題など身近なことを編集する人も少なくありません」と前田代表理事。多様化が進んでいるようだ。

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