スクリーン雑記帖

今の日本映画にもの申す…「レベルが本当に低い!」 英映画配給会社代表が苦言

 ところで、日本映画が衰退している一因でその通りと思ったのは「映画評論家が『この映画はだめ』と言わないこと」という指摘だ。

 「日本人はみんな優しいから(だめだと)思っていても言わない。逆に『すごい』とか持ち上げてばかり。なんでかね」

 これは個人的にいつも思っていることでわが意を得たりと膝をたたいた。先日の試写会でも、あまりにひどい出来の邦画を見て思いっきり腹立たしくなった。終映後、社交辞令なのか「面白かった」と話す人も散見されたが、宣伝担当者に不満を話すと「正直におっしゃっていただいてありがとうございます。とても参考になります」と感謝された。

 根拠のない誹謗・中傷はよくないが、だめな映画を「だめ」と言わなければ日本映画に未来はない。(伊藤徳裕)