スポーツの瞬間

バラエティ界「快進撃の巨人」…柔道家・篠原信一が道場で激怒した日

 現役時代、身長190センチ、体重135キロ。練習や試合で見せる迫力は半端じゃなかった。表情も鬼気迫るもので、怖くて強い柔道家だった。

 ただ、現在のテレビ番組での面白さは、その当時からあった。関西人らしく、よく周囲を笑わせ、大学の後輩の野村忠宏からいじられて苦笑いする場面も多々あった。「篠原先輩の柔道着は大きすぎて、洗濯機に入れても回らないんですよ」という野村のネタは、真偽はともかく、よくできた話だった。またシドニーの誤審にかけ、「篠原先輩は先生方から『銀メダルでも金メダルと同じ価値』といわれて『報奨金は金の金額かも』と言っていたが、やっぱり銀の金額しかもらえず、がっかりしていた」という際どいネタもあった。

 04年のアテネ五輪のころ、2人のトークの完成度の高さに目をつけたあるテレビ局の関係者から「コンビで売り出したい」という申し出が全日本柔道連盟にあったという話もある。

 08年北京五輪後、男子の代表監督に就任。12年ロンドン五輪は史上初の金メダルゼロに終わり、責任をとって辞任した。それ以来、柔道界と直接のつながりはない。

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