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5月下旬か6月のマウンド復帰を目指して、昨年3月に受けた右肘靱帯再建手術からのリハビリ中のレンジャーズ・ダルビッシュの肉体改造が止まらない。右肘が使えず投球ができない分を穴埋めするためなのか、特に上半身のムキムキぶりで周囲を驚かせた。
肉体改造の理由としてダルビッシュは、「同じ球速を投げるにしても、エンジンが大きい方が負担が少なく、故障に強くなる」としている。
日本の野球評論家の中には、「ピッチャーは、ダメですよ。余計な筋肉付けたら、怪我がまた多くなりますよ」とダルビッシュのパワーアップに否定的な意見もあるが、「たぶんウエイトトレーニングやったことないでしょうね(笑)」と意に介さない。
具体的にはどんなトレーニングを行っているのか。自身のインスタグラムにその一端を見せてくれた。太い鎖を使った「チェーン・トレーニング」に取り組んでいることを明らかにした。この強化法は直接鎖を使うだけではなく、バーベルなどに取り付けて負荷を変えることで、より効果的に安全にトレーニングするという。重量挙げやレスリング、陸上の投擲競技などの筋肉強化に最適とされる。
ダルビッシュはさらに「ウエートリフティング用のシューズも購入した。30センチの在庫がなく、特注でつくってもらいました!」と、自身のツイッターで発言している。
予想される復帰時期まであと2カ月前後。メジャーのマウンドに戻ってくる頃は、さらなるマッチョになっていることが想像できる。
復帰後はもちろん、レンジャーズのエースとして中4日のローテーションでなげていくことを期待されている。バニスター監督は「ダルビッシュには20回は先発してもらいたい」と語る。