パナマ文書の衝撃

習近平氏から毛沢東まで大物の名が続々 中国は慌てて隠蔽に走り、共産党機関紙系の社説まで削除したが…

 こうした中、明るみに出た政治局常務委員メンバーの家族らの名前も記されるパナマ文書は、真偽はともかく、その存在自体、国民に知らせないのが得策だとの判断があったのだろうか。

 こうした中国当局の姿勢には、欧米メディアから批判や疑問が投げかけられている。

 「愚かな男が財宝を埋めた後、『ここには銀300両はありません』と張り出した。中国のこの古い諺は、馬脚の表し方の省略表現となっているが、それは、パナマ文書のニュースを慌てて検閲した中国共産党の努力によって示された」

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版、5日)の論評は中国当局による検閲をこう皮肉った。さらに論評は、環球時報の社説が、リーク中身の解釈権を西側メディアが握っていると論じたことに触れ、当局による報道検閲が裏目に出ると指摘した。

 「皮肉なことに、(パナマ文書の報道を封じる)中国当局のやり方は、中国の人々を、この種のリークについて、自由主義社会のジャーナリストより、はるかに厳しく解釈するように仕向けている」(国際アナリスト)