「福島第1、デブリ到達が課題」「チェルノブイリの知見生かせる」 ロシア原子力安全研究所副所長、ストリゾフ氏に聞く

バレリー・ストリゾフ氏(緒方優子撮影)
バレリー・ストリゾフ氏(緒方優子撮影)

 旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故から26日で30年になるのを前に、同原発の事故調査に携わったロシア科学アカデミー原子力安全研究所副所長のバレリー・ストリゾフ氏(64)が9日、産経新聞の単独取材に応じた。東京電力福島第1原発の廃炉について、「チェルノブイリで得られた知見を福島でも生かすことができる。ただ、(高い放射線量を出す)溶け落ちた燃料(デブリ)までどう到達できるかが最大の課題だ」と述べた。

 ストリゾフ氏は1986年のチェルノブイリ原発事故後、デブリの挙動に関する複数の国際研究プロジェクトに参加。88~92年には、事故を起こした4号機の燃料を含む溶融物のサンプルを採取し、性状や温度などのデータを分析。デブリの挙動解析モデルを構築した。

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