山尾志桜里氏・疑惑釈明会見詳報(1)

ガソリン代支出が多い月が「ある秘書」の在職期間と合致していた

 「このような考えに至った経緯を説明申し上げる。

まず、事務所のガソリン代だが、平成23年から25年まで調べたところ、次の通りだった。23年が247万2352円、24年が、これが突出していると指摘を受けている年だが429万2818円、25年が141万7443円だった。月別に調べたところ、月に30万円を超えたのは23年8月から24年5月、この期間だけだった。この期間は、私の事務所に在籍していたある秘書の在職期間とほぼ合致していることも分かった」

 「ガソリン代は、ガソリンのプリペイドカードのレシートと引き換えに事務所が代金を支払っていた。そこで、先に申し上げた、ガソリン代が多額に請求されている月のレシートを調べたところ、きわめて不自然であることも判明した。私の事務所では、普段、事務所のスタッフが、1枚か2枚のプリペイドカードを持って、追加のチャージをしながら繰り返し使用するというのが通常の運用だ。そして、このたび、月30万を超えているガソリン代が請求されている23年8月から24年5月までのレシートを調べた。そして、カードの番号と入金情報を照合した。この結果、同じ日に多数のレシートが提出されていたり、追加のチャージの履歴がないので私のスタッフが保有しているカードと無関係と思われるレシートが多数あったりすることが判明した」

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