浪速風

「過ち」を犯したのは誰か?広島外相会合前に思う

10日から広島市で先進7カ国(G7)外相会合が開かれる。核軍縮・不拡散に関する「広島宣言」が発表されるという。参加各国の外相の皆さんに、ぜひにとお願いしたいことがある。平和記念公園を訪問した際に、原爆死没者慰霊碑に署名していただきたい。

▶「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」と刻まれており、日本が過ちを犯したように読み取れる。極東国際軍事裁判(東京裁判)で日本を擁護したインド人のパール判事は「原爆を落としたのは日本人ではない。この過ちが、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日本の責任ではない」と碑文を批判した。

▶広島市は「『過ち』とは一個人や一国の行為を指すものではなく、人類全体が犯した戦争や核兵器使用を指しています」と説明してきた。ならば、主語をはっきりさせるいい機会だ。できれば5月の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)に集う各国首脳にも広島を訪れてほしい。