【にっぽん再構築・高齢者をいかせ】五木寛之氏「嫌老の空気あらわに」 弘兼憲史氏「好かれる老人になるには」…4人の識者が語る処方箋(1/7ページ) - 産経ニュース

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にっぽん再構築・高齢者をいかせ

五木寛之氏「嫌老の空気あらわに」 弘兼憲史氏「好かれる老人になるには」…4人の識者が語る処方箋

【にっぽん再構築・高齢者をいかせ】五木寛之氏「嫌老の空気あらわに」 弘兼憲史氏「好かれる老人になるには」…4人の識者が語る処方箋
【にっぽん再構築・高齢者をいかせ】五木寛之氏「嫌老の空気あらわに」 弘兼憲史氏「好かれる老人になるには」…4人の識者が語る処方箋
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 通年企画「にっぽん再構築」の第2部「高齢者をいかせ」(3月22~27日付)は、孤独や貧困、医療・介護、雇用や社会保障をめぐる次世代との格差・対立など、高齢者が直面する現実を掘り下げた。いずれ老いる次世代も避けられない近未来でもある。シニアを国や社会がどのように支え、活用していくべきか。高齢者がどこに居場所を見いだし、自らの経験や能力をどう生かしていけばよいのか。人口減と財政難に悩む日本が活力を保つためにも不可欠な処方箋を、4人の識者から聞いた。

五木寛之氏 今こそ「賢老社会」への転換点

 今年1月に発生し、15人が死亡した軽井沢スキーバス転落事故に対するインターネット上などでの反応では、運転手が65歳、乗客の大半が10~20代の若者だったことで「若者が老人に殺された」という表現をよく目にした。

 小説家は時代を作品に映すのではなく、来たるべき世の中に対しての予感を語るのが仕事。こういう表現を見ると、今後、超高齢社会を迎えるなかで「嫌老」の感情、高齢者がヘイト(憎悪)の対象になる空気があらわになるのではないか、という予感がある。

 高齢者へのヘイト感情を発露させないために、高齢者の間の格差は、高齢者同士の相互扶助で解消すべきだというのが私の考えだ。