京大総長「本能が蘇るかも」 初公開の人類進化ベッドの寝心地はいかに

京大総長「本能が蘇るかも」 初公開の人類進化ベッドの寝心地はいかに
京大総長「本能が蘇るかも」 初公開の人類進化ベッドの寝心地はいかに
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 京都大総合博物館(京都市左京区)で6日、特別展「ねむり展」が始まった。京大が企業などと連携し、睡眠に関連する研究成果を科学や文化の視点で披露するもので、同時に京都市内で関連イベントも相次ぎ開催される。「春眠暁を覚えず」という故事・ことわざがあるように、春の京都で人間に欠かせない「ねむり」の常識を改めて考えてもらう機会を提供する。

 「ねむり展」は枕やゆりかご、ベッド、蚊帳など国内外の睡眠関連のグッズ約50点を展示。明治32年発売の日本初の目覚まし時計、ワコールが昭和38年に発売したネグリジェもある。

チンパンジーをヒントに

 特に注目を集めたのが、人類学の研究に強い京大や寝具メーカーのイワタ(京都市中京区)などが開発し、初めて公開された「人類進化ベッド」。ゆりかごのようなシングルベッドで、京大の座馬(ざんま)耕一郎・アフリカ地域研究資料センター研究員らがチンパンジーが樹上でつくるベッドをヒントに試作機をつくった。

 京大によると、人類の祖先は樹上で寝ていたとの見方がある。ゴリラ研究で知られる山極寿一総長も5日の内覧会で寝心地を体験。「思ったより非常に良い。人類の本能が蘇ってくるのかもしれない」と話した。