きょうの人

白血病発症の仕組み解明目指すリケ女が日本人初の国際新人賞 向井理紗さん(28) ユネスコ女性科学賞国際新人賞受賞

【きょうの人】白血病発症の仕組み解明目指すリケ女が日本人初の国際新人賞 向井理紗さん(28) ユネスコ女性科学賞国際新人賞受賞
【きょうの人】白血病発症の仕組み解明目指すリケ女が日本人初の国際新人賞 向井理紗さん(28) ユネスコ女性科学賞国際新人賞受賞
その他の写真を見る (1/4枚)

 将来活躍が期待される若手のリケ女に与えられる2016年「ロレアル-ユネスコ女性科学賞-国際新人賞」を、日本人で初めて受賞した。

 「これほど大きな賞をいただくのは初めて。うれしいというより驚いています」

 成人T細胞白血病(ATL)を発症する仕組みの解明に貢献した研究が評価された。約40年前に日本人によって発見されたATLは主に母乳を介して母親から子供へウイルス感染し、そのうち約5%が発症する白血病。感染者は日本で約100万人、世界では約2000万人いるとされる。

 完治につながる治療法がない中、ウイルス由来のタンパク質の体内での動きを突き止めた研究は、効果的な新薬の開発につながる可能性が高いという。

 平成22年10月から妊婦健診でウイルス検査が公費負担となった。感染が判明した母親が子供に母乳を与えないようにする予防策を取れば、ATL患者は減る。しかし、「母乳信仰の強い日本で予防策が思ったほど効果を上げていない。まだやることはたくさんある」