2本弦が奏でる文化交流の調べ 二胡奏者・果敢が初来日公演

二胡奏者、果敢氏(桐原正道撮影)
二胡奏者、果敢氏(桐原正道撮影)

 フランスを拠点に世界的に活躍する二胡(にこ)奏者、果敢(グオ・ガン)が8日に東京(成城ホール)、9日に大阪(東成区民センター)で初来日公演を果たす。

 父の果俊明も二胡奏者で、幼少時から二胡に親しんできた。二胡は2本の弦で奏でる中国伝統の楽器で、「人間の喜怒哀楽といった心の世界、感情の奥底まで表現できるのが二胡。音色が人間の声に近い」と話す。本体にニシキヘビの皮を使い、独特な共鳴が生まれる。「揉線(ロウシェン)」というビブラートに似た奏法で、二胡ならではの表現が生み出される。

 大学時には打楽器も学び、日本のT-SQUAREやカシオペアの音楽を好んで聴いた。「両バンドに影響を受け、自分でも『GYQ』というバンドを作り、中国東北地方の新聞にも取り上げられた」

 フランス留学で打楽器を学んだ後、二胡の演奏活動を再開。既に世界70カ国を回っているが、欧米では「2本の弦しかないのに、こんな豊かな音を出せる」と驚く人が多いという。

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