「実ったつぼみ絶やさない」奈良市の補助金ゼロ「なら国際映画祭」、河瀬監督が会見で表明 5月までに1千万円目標に寄付募る

 今後は、映画祭を支援する一般会員でつくる「レッドカーペットクラブ」会員や企業などにさらに寄付を募り、5月末までに1千万円を目標に資金を集めたうえで、計画を最終決定する方針。5月に第69回カンヌ国際映画祭で2部門の審査員長も務める河瀬監督は「映画祭は、人と人とを結ぶ懸け橋となるものだと思う。その気持ちを一人一人と結んでいきたい」との思いを語った自身の映像も紹介、支援を呼びかけた。

 河瀬監督と親交のある関係者が寄せたコメントも紹介され、俳優の別所哲也さんは「なら国際映画祭は地元市民の皆さんの財産。自治体とも連携して、開催の灯を絶やさないで」、夏木マリさんは「私たちでサポートできれば飛んでいきます。踏ん張りどころです。応援よろしくお願いします」とコメントした。

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