★★TAMIYAの世界

世界の戦車700点を網羅 日本が誇るミリタリープラモのすべてが分かる! 『田宮模型全仕事[増補版]』

 戦車模型は昭和50年ごろに大ブームを迎え、当時は年20点以上の新作が発売される盛況ぶりだったが、ブームが去った50年代後半には発売点数が急減。同シリーズの新作は年2~3点にまで落ち込み、61年にはついに年間新商品数ゼロという事態に。古参戦車模型ファンの間で「冬の時代」と通称されるこの低迷期の実態が、わずかなページに数年分の商品が収まっていることで一目瞭然に理解できる。

 陸上自衛隊の歴代主力戦車は昭和50年代以降、採用から数年後にキット化されているが、その発売時価格を比べると昭和54年発売の74式戦車は1200円、平成8年発売の90式戦車が3000円、25年発売の10式戦車は4600円。物価変動を考慮しても高価格帯への移行は明らかで、戦車模型が徐々に金銭的余裕がある「年配者の趣味」と化しつつあることを物語っている。

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