★★TAMIYAの世界

世界の戦車700点を網羅 日本が誇るミリタリープラモのすべてが分かる! 『田宮模型全仕事[増補版]』

日本発の「国際規格」

 第1巻の中心は、タミヤの看板である1/35スケールの戦車プラモデル。現在では世界中の戦車模型メーカーが採用しているこの縮尺、もともとは昭和37年に同社が創始した規格だ。車体内に単2電池2本とギアボックスを組み込めるサイズを求めたところ、車体長約7メートルの中戦車が20センチ程度になるこの縮尺が後付け的に決まったという。

 当時、先行する欧米メーカーは鉄道模型由来の1/32スケールや1/76スケールで戦車プラモデルを展開していたが、昭和40年代半ばから高品質な1/35スケールのタミヤ製品が続々と発売されるうちに、当初は同社の独自規格に過ぎなかったこの縮尺が事実上の国際標準となっていった。

「冬の時代」一目瞭然

 1/35の製品のうちでも、昭和43年から現在まで続くのが「ミリタリーミニチュアシリーズ」。同書でその約半世紀の歴史を眺めるだけでも、さまざまな発見がある。

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