作曲家のすぎやまこういち氏が代表呼びかけ人を務める団体「放送法遵守を求める視聴者の会」は1日、記者会見を開催し、TBSテレビの昨年9月の安保報道に放送法4条違反の疑いがあるとして、同局などに見解や改善を求める声明を出した。一方、ワイマール憲法について触れた3月18日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」については「当時の経済状況や政治情勢についての考慮が十分にされていなかった。問題が多過ぎる報道だった」などと指摘した。会見の主な発言は以下の通り。
「日本の報道姿勢、結論が先」
弁護士でタレントのケント・ギルバート氏
「結論が先に出て、結論を支えるためのデータしか出さないのが、日本の報道姿勢だという気がする。結論というのは、放送局の人や、その番組に出演する人、制作側の人が決める。結論が先であって、番組制作はそれに合わせている」