「下衆の愛」渋川清彦 最低な面々なのに…最高の映画

「下衆の愛」渋川清彦 最低な面々なのに…最高の映画
「下衆の愛」渋川清彦 最低な面々なのに…最高の映画
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 「お盆の弟」の渋川清彦(41)が2日から全国順次公開の「下衆(げす)の愛」(内田英治監督)で、チャンスをつかむため、なりふり構わずあがく映画監督を好演している。

 映画賞の受賞歴もある映画監督、テツオ(渋川)。今は実家に女を連れ込んで妹に怒られたり、映画を目指す若者から金を巻き上げたりと、さえない毎日を送る。ある日、新人女優のミナミ(岡野真也)という逸材に出会い、起死回生の映画製作に乗り出すが…。

 渋川は「こういう人、いますね。映画作りへの情熱はあるんだけど、後は全くダメ。友人にはなりたくないタイプですね」と苦笑する。

 枕営業にすべてをかける女優の響子(内田慈(ちか))、副業のAVビデオ製作で異彩を放つ助監督のマモル(細田善彦)、反権力と裸にこだわるプロデューサー(でんでん)…。描かれるのは、業界の底辺で欲望を隠そうともせずにうごめく下衆な面々だ。芸達者たちが、彼らの生態を時に楽しく、時にもの悲しく演じている。

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