微に入り細に入り

ユスリカのアレルギーに注意!

 昭和40~50年代、琵琶湖や霞ケ浦など大きな湖では、生活排水の流入によって水質が悪化し、大量のユスリカが発生して社会問題となりました。現在は水質がかなり改善され、発生数は減少しました。それでも、周辺の住民は屋外に干した洗濯物が汚れるなどして困っています。

 当研究所で昨年4月、多摩川流域の東京都内にある5軒の住宅のベランダに飛来するユスリカの数を調べたところ、最も多い住宅で1週間に50~80匹捕獲されました。

 近年は、アレルギー疾患の原因となることも判明し、ユスリカは単なる不快害虫で済まされない一面もあります。

 ユスリカの死骸が乾燥して破砕されると微細塵(びさいじん)となり、空気中に浮遊します。これを吸い込むことによってアレルギー性鼻炎やぜんそく(ユスリカぜんそく)を引き起こすことがあるので注意が必要です。

 飛んできた大量のユスリカが網戸などにくっついたまま死骸となり、室内に入り込むこともあります。春先から初夏にかけては、網戸やサッシをこまめに掃除しましょう。(エフシージー総合研究所 環境科学研究室)

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