昭和レトロうどん自販機、1日未明に最後の一杯 秋田港、惜しむ人たちが行列

昭和レトロうどん自販機、1日未明に最後の一杯 秋田港、惜しむ人たちが行列
昭和レトロうどん自販機、1日未明に最後の一杯 秋田港、惜しむ人たちが行列
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 昭和レトロのうどん・そば自動販売機が現役で稼働し、NHKのドキュメント番組「ドキュメント72時間」の舞台にもなった秋田港近くの船舶食料商「佐原商店」(秋田市土崎港西)が31日、営業最終日を迎え、惜しむ人たちが行列をつくった。

 自販機は午後10時ごろに最終の麺補充を行い、4月1日未明に最後の一杯が販売された後、午前4時ごろ、佐原孝夫社長(73)が電源を落とす予定だ。

 自販機は昭和48年ごろに設置。24時間営業で、秋田市民の体と心を温めてきた。同型の自販機は55年にかけて量産されたが製造中止となったため、故障のたびに中古品を探し、現在で4代目だが、店は後継者難で廃業を決めた。

 7日に産経ニュースが閉店を伝えたところ、秋田市内だけでなく全国から客が訪れたほか、自販機を譲ってほしいという依頼が約30件あった。

 自販機は約150メートル離れた「道の駅あきた港」に売却されることになり、佐原商店のベンチやテーブルとともに移転されるが、夜間・早朝の時間帯は利用できず、これまでのような風情はなくなりそうだ。

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