国際宇宙ステーション経験の「宇宙桜」初めて開花 淡路夢舞台  

植樹から1年で開花した「宇宙桜」=30日、淡路市の淡路夢舞台
植樹から1年で開花した「宇宙桜」=30日、淡路市の淡路夢舞台

 国際宇宙ステーション(ISS)で約8カ月保管された種から発芽し、昨年2月に淡路市の淡路夢舞台に植樹された「宇宙桜」が開花し、訪れた人たちの目を楽しませている。阪神・淡路大震災からの復興の象徴としての意味も込められて植えられた木で、担当者は「希望のシンボルになれば」と期待している。

 宇宙桜は平成20年に高知県仁淀川町にある樹齢500年以上の「ひょうたん桜」(エドヒガン)から種が採取され、同年にスペースシャトルで宇宙へ。ISSで約8カ月保管された後、21年7月に宇宙飛行士の若田光一さんとともに地球に帰還。同町に返還された種は22年春に4本が発芽した。

 淡路夢舞台には阪神・淡路大震災20年と「淡路花博2015花みどりフェア」を記念して昨年2月、接ぎ木で育成した苗が植樹された。今年3月中旬につぼみがつき始め、暖かくなった29日、初めて開花。ひょうたんの形をしたかれんな花が見学者を楽しませている。

 30日には40~50輪の花が開き、施設によると今週末に満開を迎えそうという。宇宙の苛酷な環境にも耐えたことから、災害復興や希望のシンボルとしての意味も込められているという宇宙桜。担当者は「多くの人に見に来てもらい、生命力や希望を感じてもらえれば」と話している。

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