銀幕裏の声

生誕45年「仮面ライダー伝説」作ったもう1人の男 この仮面をかぶって飛べ-まっすぐ飛べず怒られた…

【銀幕裏の声】生誕45年「仮面ライダー伝説」作ったもう1人の男 この仮面をかぶって飛べ-まっすぐ飛べず怒られた…
【銀幕裏の声】生誕45年「仮面ライダー伝説」作ったもう1人の男 この仮面をかぶって飛べ-まっすぐ飛べず怒られた…
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元スーツアクター・金田治監督

 今年、デビュー45年を迎えた特撮のスーパーヒーロー「仮面ライダー」が、公開中の劇場版「仮面ライダー1号」でスクリーンに甦(よみがえ)った。テレビ放送が始まった昭和46年、主演を務めた俳優の藤岡弘、さんが本郷猛役で復活したことが話題を集めているが、実はもう1人、ライダーとともに45年の歴史を築いた伝説の男がいる。新作でメガホンを執った金田治監督。45年前、ライダーの仮面をかぶっていた元スーツアクターだ。あのライダー・ジャンプやライダー・キックなど特撮史に残るアクションを映像に刻んだもう1人のヒーローは「当時は駆け出し。まっすぐ飛べずに『カメラに写らないぞ!』とよく怒られました」と笑う。アクションに懸けた人生は、仮面ライダーに捧(ささ)げた人生でもあった。(戸津井康之)

ファインダーに収まらないじゃないか!

 漫画家、石ノ森章太郎さん原作の「仮面ライダー」は46年4月に放送をスタート。地球征服を目論(もくろ)む秘密結社「ショッカー」に拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされた、藤岡さん演じる猛が、地球を守るために仮面ライダーに変身し、怪人と戦い続ける物語は、日本中の子供たちを夢中にさせた。

 「スーツアクターとしてまだ駆け出しの頃、ある撮影現場に呼ばれて行くと、『この仮面をかぶって』と手渡されたのが、仮面ライダーだったんです」

 金田監督は、仮面ライダーが世に登場する1年前の45年、千葉真一さんが創設したJAC(ジャパン・アクション・クラブ)に入門。アクション俳優、そしてスーツアクターとして、毎日、さまざまな撮影現場に通っていた。

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