高校生文化大賞

受賞の高校生 「中国人への印象が変わった」、上海研修旅行から帰国

中国でも数少ない日本語科をもつ中高一貫の外国語教育校「上海市甘泉外国語中学」の生徒と交流し、仲良くなった女子4人組で記念撮影した愛知県の伊藤和叶さん(左端)ら=3月28日(河崎真澄撮影)
中国でも数少ない日本語科をもつ中高一貫の外国語教育校「上海市甘泉外国語中学」の生徒と交流し、仲良くなった女子4人組で記念撮影した愛知県の伊藤和叶さん(左端)ら=3月28日(河崎真澄撮影)

 【上海=河崎真澄】産経新聞社が主催する第48回産経「高校生文化大賞」(協賛・森ビル、ナショナル・ベンディング、DICグラフィックス)の作文・論文コンクールで優秀賞を獲得し、研修として中国上海市を訪れた日本の高校生5人は29日、5日間の日程を終えて帰国の途についた。

 高校生5人は名門の中高一貫校「上海市甘泉外国語中学」を28日に訪問。日本語を学ぶ高校1年生約30人と、互いの学校生活を紹介しあったり、好きな日本のアニメや歌手の話題で盛り上がったりして、夕食まで5時間近くも交流した。

 東京の女子学院高1年の松波由佳さんは、「(同い年の中国の高校生が)こんなにも日本語が上手なのに驚いた。私も中国語を勉強してみたい」と目を輝かせた。宮崎県立宮崎大宮高1年の柴田桃花さんは、「中国の人々への印象ががらっと変わった」と話した。

 このほかにも5人は、日中文化交流に熱心な上海理工大学を26日に訪ね、日本語を学ぶ大学生らといっしょに水餃子を作ってパーティーをしたほか、森ビルが2008年に建設した「上海環球金融中心」(101階建て、高さ492メートル)の展望台も見学。中国の伝統文化と世界の最先端技術が融合する中国最大の経済都市を目の当たりにした。

会員限定記事会員サービス詳細