3組目の夫婦に卵子提供 神戸のNPO法人が第三者から 受精卵作って子宮に移植へ

 民間団体による国内初の卵子バンクを運営するNPO法人「卵子提供登録支援団体(OD-NET)」(神戸市)は28日、早発閉経の患者夫婦に対し、第三者から卵子提供を行ったことを明らかにした。同団体の卵子提供は3組目。

 同団体によると、提供を受けたのは30代の女性。若いうちに卵巣機能が低下し、月経がなくなる早発閉経だった。出産は可能で、夫の精子と合わせて受精卵を作製し、感染症がないことを確認したうえで女性の子宮に移植する。

 生殖補助医療に関する法制度が整備されていない中、病気や高齢を理由に卵子提供を求めて海外へ渡航する人が後を絶たない。このため同団体では、病気で卵子がない40歳未満の既婚女性に限り、匿名の第三者による卵子提供を無償で行っている。

 現在8組が提供に向けてカウンセリングや倫理委員会の承認を受けるなどの手続きを進めている。同団体の岸本佐智子代表は「早急な法整備を求め引き続き訴えていく」と話した。

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