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羽生結弦所属のANA監督に城田憲子氏 五輪連覇へ全面サポート

 フィギュアスケート男子の羽生結弦が所属するANAスケート部の監督に、日本スケート連盟の元フィギュアスケート強化部長の城田憲子氏(69)が就任したことが27日、分かった。コーチのブライアン・オーサー氏らとともに平昌五輪で連覇を狙う羽生を全面的にサポートする。羽生は30日開幕の世界選手権(米ボストン)で2年ぶり2回目の優勝を狙う。

 城田氏はソチ五輪以前から羽生の実質的な世話役として活動。トロントでの練習環境の整備や振付師らと演技曲の選定などを調整してきた。平昌五輪を約2年後に控え、ANAは、羽生が練習により集中できる環境作りの一環で監督ポストを新設。城田氏が監督としてコーチやトレーナー、振付師らをまとめる調整役を務めることになった。

 城田氏は日本連盟の強化部長や理事として、有望な若手発掘や選手強化への積極的な関与で日本のレベルを底上げ。2006年トリノ五輪では、荒川静香さんの金メダル獲得に貢献した。退任後は羽生のほか、引退した元世界女王の安藤美姫さんや織田信成さんらを陰からサポートしてきた。

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