プロが指南 就活の極意

子供の就活に親が関与するコツをお教えしましょう

学生向け会社説明会の解禁日となった3月1日、幕張メッセで開催された合同会社説明会にはリクルートスーツに身を包んだ多くの学生が集まった=千葉市美浜区(荻窪佳撮影)
学生向け会社説明会の解禁日となった3月1日、幕張メッセで開催された合同会社説明会にはリクルートスーツに身を包んだ多くの学生が集まった=千葉市美浜区(荻窪佳撮影)

 プレエントリーと同時にエントリーシート(ES)の提出が求められるなど、2017年卒の就職活動は、自己分析や企業選びといった就職活動の準備をゆっくりと取り組んでいる暇はありません。そのため、少しでも就職活動が順調に進むようにとアドバイスや手伝いなど子供の就職活動に積極的に関与している保護者の方は多いのではないでしょうか。

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 「就職活動に親が関与」-

 この言葉を聞いて否定される方も多いかもしれませんが、実は子供の就職活動を手伝う保護者は増加しています。約3人に1人の保護者が子供の就職活動を手伝っているようです。最も多かったのは「面接練習」(89%)、次が「エントリーシート作成」(35%)、「会社人事紹介(縁故)」(14%)、「OBOG紹介」(4%)となっています。

 私個人の感想としては保護者の方が子供のサポートをすることは賛成です。今まで学生という枠組みの中で生活してきた学生らは社会を意識したことがあまりないため、「何をやりたいのかさえ分からない」というのが実情です。前もって準備をしてきた学生であれば方向性は決められるかもしれませんが、考えてこなかった学生が急に社会を意識しても酷なことなのかもしれません。だからこそ、子供と一緒になって就職活動を行うことは、非常に良いことだと思います。

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