難読地名を行く-茨城編

男性器を模した石像がズラリ 子授けに御利益、下妻市高道祖(たかさい)

 いくつかの文献には、平安末期に編纂(へんさん)された今昔物語集ではすでに、「サイノカミ」との読み方が登場すると記されていた。が、それ以前のことはよく分からず、由来にたどり着くことはできなかった。

 高道祖神社を再訪してみると、本殿の裏に、男性器を模した石像が数多く祭られていることに気付いた。下妻市教委によると、高道祖神社では、毎年旧暦の1月14日に道祖神祭が開かれる。祭りでは、男女の性器を模したお餅が子授けの縁起物として売られているという。

 地名の由来となった神社やその文化は、今も住民の手によって大切に守られていた。(水戸支局 桐原正道)