スター来日も激減
中国台頭の影響は日本にも出ている。ハリウッドスター来日の激減だ。昨年公開の「007 スペクター」のダニエル・クレイグや「オデッセイ」のマット・デイモンらはキャンペーンで訪中はしたが、来日はなし。「ハリウッドは、かつてのように日本第一ではなくなった」と感じている映画関係者は多い。
中国の映画興行収入は間もなく米国を超えるといわれている。巨大な映画市場である中国の影響力は今後、ますます強まっていきそうだ。
秋本さんは「映画の世界では米中は共闘しており、若干、中国の方が優勢な印象。将来を暗示しているようで、考えてしまう」と話している。(岡本耕治)