秋田のレトロうどん自販機、道の駅に売却 夜間は利用できず

秋田のレトロうどん自販機、道の駅に売却 夜間は利用できず
秋田のレトロうどん自販機、道の駅に売却 夜間は利用できず
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 秋田港近くの船舶食料商「佐原商店」(秋田市土崎港西)に設置されている昭和レトロのうどん・そば自動販売機の売却先が、約150メートル離れた「道の駅あきた港」に決まった。ただ、これまでのように夜間・早朝の時間帯に利用することはできなくなる。

 佐原孝夫社長によると、今月末での閉店が報道されて以降、自販機を譲ってほしいという依頼が全国から約30件あったが、「秋田港のにぎわい創出のため、道の駅あきた港にお願いした」という。道の駅あきた港はポートタワーセリオン(高さ143メートル)を中心とした施設で、自販機は屋内緑地公園「セリオンリスタ」に置かれる予定だ。

 佐原商店では夜間に体を温める人が多かったが、セリオンリスタの開館時間は午前9時から午後6時。道の駅あきた港の武藤正子駅長は「メンテナンスの関係で、屋外への設置は難しい」と話している。

 一方、NHK秋田放送局は、佐原商店を舞台に昨年3月に放送した「ドキュメント72時間 秋田・真冬の自販機の前で」を24日午後10時55分から秋田県内ローカルでアンコール放送することを決めた。

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