正論

韓国が重ねる歴史研究の「虚偽」 自分たちが作った「韓国史」という偶像を崇め奉る韓国人

 驚愕(きょうがく)するのは、第2期は「安倍政権に移行し、自身と同じ傾向の歴史認識をもつ委員を委嘱しようとし、人選が難航した」(251ページ)と、虚偽を重ねていくことだ。委嘱をしたのは外務省で、ゆえにコリア史専門でないが、歴史全体を見わたせる著名な歴史学者も入っているのである。

 以上から分かることは、韓国側がこの共同研究を歴史教科書を巡(めぐ)る政争と、当初より位置づけていたということである。だからこそ「二回の共同研究がそれほど成功しなかったのは研究委員の構成に問題があったからである。(中略)日韓両国が互いに協議して委員を選任すれば、共同研究の過程で無用な摩擦と対決を減らすことができる」(258ページ)と、自己に都合のよい委員を引き入れることまで提言する。