新聞、書籍などの主に企業などへの複製権の管理を行っている公益社団法人・日本複製権センター(JRRC)は4月1日から、正会員に加え、個別の出版社、団体などからの出版物の直接委託の受付を開始する。
これまでJRRCでは、正会員4団体(著作者団体連合、学術著作権協会、出版者著作権管理機構、新聞著作権協議会)を通じてのみ受託をしてきたが、今後、4団体に属さない出版社や団体などからの委託も受けることになる。
対象となる出版物は、頒布目的として刊行している書籍、定期刊行物、絵画集、写真集などで、法人での複写利用が見込まれるもの。委託費用は無料。委託者へは、点数に応じた基礎分配金および複写実態に基づく比例分配金が、原則年1回支払われる。
詳細や手続きなどの説明会は東京・北青山のJRRCで3月28日と4月8日、21日、5月11日に開催予定。問い合わせはJRRC事務局(電)03・3401・2382まで。