松本真由美の環境・エネルギーダイアリー

列車にひかれるシカは年間5000頭 理由はなんと鉄分不足にあった…

【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】列車にひかれるシカは年間5000頭 理由はなんと鉄分不足にあった…
【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】列車にひかれるシカは年間5000頭 理由はなんと鉄分不足にあった…
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 鉄道では、年間5000件ものシカとの衝突件数が発生しています。旅客や貨物の安全運行の妨げになり、鉄道会社にとって大きな悩みでした。近隣住民にとっても精神的負担になり、社会問題化していました。そんな中、建材総合メーカーが問題解決につながる製品を開発し、注目されています。

なぜシカが線路に入るのか

 衝突増加の背景として、(1)狩猟者が高齢化で減少しているうえ、銃刀法改正で狩猟免許の更新手続きが煩雑になり担い手が減少(2)シカの頭数が増加(3)里山が減り、シカがエサを求めて山を下りてくる-ことなどが挙げられます。

 鉄道会社にとって山間部を走る鉄道とシカの衝突は、列車遅延や部品損傷、死骸処理などで経済的な損失が大きい。対策としてこれまで、シカが嫌うライオンなどのふん尿を薄めた水を線路上にまいたり、線路沿いに背の高い柵を設置したりするなど、さまざまな防止策に取り組みましたが、決め手がなく根本的な衝突防止にはつながりませんでした。

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