浪速風

「名前を変えない」福島ガンバレ!

福島県の県庁所在地である福島市の辺りは、かつては見渡す限りの湖で、真ん中に信夫山があった。吾妻おろしが吹きつけることから「吹島」と呼ばれた。長い歳月をかけて湖が干上がって陸地となり、集落ができたが、縁起の良い名にしようと「吹」を「福」に改めたという。

▶12日付朝刊に福島県の全面広告が掲載された。「福島県という名前を変えないと、復興は難しいのではないかと言う人がいます」という書き出しで、「あなたの思う福島はどんな福島ですか?」。「お時間があれば今度ぜひいらしてくださいね。ふらっと、福島に。いろいろな声によって誇張された福島はそこにはありません」

▶「いろいろな声」とはフクシマというカタカナ表記だろう。面積は大阪府の7倍もあり、浜通り、中通り、会津盆地の三地域に分かれて、気候も歴史、文化も異なる。豊かな自然に、海の幸、山の幸がいっぱいある。「名前は変えません」という福島県を応援したい。