「日本酒業界に新風を」新ブランド「百黙」発表、4月から兵庫県内で先行発売 菊正宗酒造

新ブランド「百黙」をPRする菊正宗酒造の嘉納毅人社長(左)と嘉納逸人副社長=神戸市東灘区
新ブランド「百黙」をPRする菊正宗酒造の嘉納毅人社長(左)と嘉納逸人副社長=神戸市東灘区

 菊正宗酒造(神戸市東灘区)は10日、日本酒の新ブランド「百黙(ひゃくもく)」を立ち上げると発表した。同社では明治19(1886)年に商標登録した「菊正宗」に次ぐブランド。4月11日から兵庫県内で先行販売を始める。

 「百黙」は三木市吉川で契約栽培された山田錦や、西宮市の宮水など県内産の材料を使った純米大吟醸酒。フルーティーな香りが特徴の甘口で、和食だけでなく洋食にも合う。辛口で料理を引き立てる「菊正宗」とは対照的な味わいという。

 ブランド名は、寡黙な人が発する一言は鋭く的を射て、感銘を与えるという意味の「百黙一言」に由来しており、同社は「寡黙で内面の強さがある人は多くを語らない。そんな強さを持って、菊正宗に負けないブランドになってほしい」と期待している。

 価格は720ミリリットル入りが2400円、1・8リットルが4800円(いずれも税抜き)。1年ほどは県内の酒店や飲食店で販売し、ネット通販も行わない。将来的には全国や海外での販売も視野に入れている。

 この日、神戸市東灘区のレストランで新ブランドの発表会が開かれ、嘉納毅人社長が「日本の酒業界に新しい風を吹かせたい」と自信をみせた。嘉納逸人副社長は「料理の黒子役である菊正宗に対し、百黙はしっかりとした味わいで、料理とともに主役をはれる。菊正宗とは真逆のイメージで、市場の新しい受け皿になる」とPRした。

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