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「異性」である息子の行動を理解できず悩む母親が増殖しています…男児用の子育て本は女児用の3倍の品揃え!

【トレンド日本】「異性」である息子の行動を理解できず悩む母親が増殖しています…男児用の子育て本は女児用の3倍の品揃え!
【トレンド日本】「異性」である息子の行動を理解できず悩む母親が増殖しています…男児用の子育て本は女児用の3倍の品揃え!
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 水たまりがあればびしょぬれになるまではしゃぎ、石や木の枝は手当たり次第ポケットに詰め込む…。こんな男児ならではの行動に悩まされる母親は多い。「異性」であるわが子を理解できないという母親の心理を反映してか、最近は「男の子の育児」をテーマにした本の出版が相次いでいる。その背景と、男児とうまく付き合うための心得を聞いた。(中井なつみ)

考えつかないことばかり

 「何をするにも、息子にはすぐ怒ってしまう」。さいたま市に住む女性会社員(28)は、3歳になった長男の行動パターンが読めず、手を焼いている。自身が3人姉妹の長女として育ったため、水たまりで泥まみれになるまではしゃいだりする長男の行動が全く理解できないそうだ。「自分では考えも付かないことばかりです」

 こうした母親に向け、最近は「男の子の育て方」をテーマにした本の出版が相次いでいる。出版科学研究所(東京都新宿区)によると、平成27年に出版された男の子の育児をテーマにした本の点数は、女の子に関する本の約3倍。育児関連本約100冊を扱う三省堂書店神保町本店(千代田区)の雨宮雅美さんも「男児をテーマにした本は、女児のものの2倍の品ぞろえがある」という。

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