2月中旬、ブログに公開された「保育園落ちた日本死ね!」の書き込み。保育所に子供を入所させる「保活」に苦しむ母親の激しい怒りに対し、ネット上で賛否両論が広がっている。深刻な待機児童問題を反映した内容に賛同する声が上がる一方、文章の言葉遣いを批判する声も。最近では、国会前で保育園増設などを求める抗議活動が行われ、共産党議員が当事者として参加する事態になっている。一連の騒動に、発端となった書き込みを公開した女性は何を思っているのか。現在の心境をメールで聞いた。
「生活がかかっていた」…。ブログに書き込んだ東京都内の30代の女性は、当時の心境をこう振り返っている。
発端となったブログには「日本死ね!」というフレーズを筆頭に、強い怒りと憤りの感情が前面に押し出された言葉が並んだ。「何が少子化だよクソ」「ふざけんな日本」「私活躍出来ねーじゃねーか」-。これに対し、ツイッター上では「母親のくせに言葉が悪い」「言葉は選ぶべきだ」といった反応も多く寄せられた。中には、「このような言動をしてるから(保育所に)落とされた」などの批判もあった。